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最近、顧客からは無駄な在庫を減らしたいという
ぼやっとした要望が耳に入って来るんです。
どうやら在庫の使用量の推移をデータで見てみると、
購入した在庫を使い切れずにいるようで、無駄な在庫を
抱えている状態のようなんです。
会社ってなるたけ在庫を持たない方がいいんですよね。
在庫の管理のコスト、保管場所のコスト、移動のコスト等々
多くのコストがかかってくるから。
そんな在庫をなんとか減らす方法はないものかと
手にとってみたのが「トヨタ生産方式」である
古い本だけれども、仕事の現場におけるさまざまな無駄を
排除するためのノウハウが色々と記述されており、
2019年現在でも充分に読む価値のある本だと言えます。
トヨタといえばかんばん方式なる生産方式が有名ですよね。
かんばん方式ではムダな在庫を作り出さないことを徹底しており、
無駄なく業務が流れていくようにすることをこの本では
「流れを作る」と記載していたのが印象的でした。
業務一つ一つを標準化しておき、それぞれの工程で
作りすぎや待ちが発生しないように、各工程が無駄なく連携できるように
業務の流れを作るそうです。
トヨタでは無駄ない流れを制御するのにかんばんというカードを使用している。
組み立てにより部品がなくなったらかんばんを仕入部門に渡して発注する。
部品を使って、かんばんが来るまで発注できないため、無駄な在庫が
溜まらないという仕組みである。
部品を使うまで発注できないので、無駄な在庫が発生しない
なるほどなと思ったが、実際の生産・物流現場では下請けが在庫を抱えたりして
無理が生じているらしいので、理想ってこうなんだよね程度に
受け止めておこうと思いました。
かんばん方式については実現可能性に疑義を持つが、
多能工化や業務の標準化、チーム間で壁を作らず、リレーのバトンタッチ
のように工程をつなぐ、離れ小島を作らない
等、製造現場の効率化につながりそうなキーワードがいくつか登場し、
どちらかというとものづくり現場の改善ネタを仕入れられた
という意味で有意義な一冊でした。