2020年1月以降のオラクルマスター資格体系変更点まとめ オラクルシルバー編

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結論

2020年1月よりオラクルマスターの資格体系が大幅に変更されます。よりオラクルシルバー、ゴールドといった上位の資格が取りやすくなりました。変更点は下記のとおりです。

1.変更点の要約

①資格取得に必要な試験の数が減り、ゴールド取得に必要だった研修の受講も不要になりました資格取得までにかかるお金が減り、敷居が下がったといえます。


②シルバーDBA取得の前提としてブロンズ取得は不要になりましたいきなりオラクルシルバーに挑戦できます。

③ブロンズSQLがなくなり、代わりにシルバーSQLが新設されます。

④ゴールドDBA取得の前提条件はシルバーDBAのみ研修の受講は不要になりました。


⑤新試験ではオラクルの複数の、新しいバージョンが試験範囲に含まれます。例えばゴールドDBAの場合 12cR2 18c 19cの新機能、拡張機能も出題範囲となります。


⑥新体系になり、合格ラインが3、4%引き下げられています正答率を数パーセントあげるのって難しいのでこの差は大きいです!

現体系 新体系

シルバー 64% 60%

ゴールド 60% 57%

2.従来試験との出題範囲(チェックリスト)の違いまとめ


新試験と従来のオラクルシルバーの試験範囲を比較してみました。オラクルマスターで試験範囲といえば、「チェックリスト」です。オラクルマスターを初めて受験する人は覚えておいてください。オラクルマスターの試験は必ず「チェックリスト」に載っている範囲から出題されます。つまり、チェックリストに載っていないことをどれだけ勉強しても無駄になりますのでそこんとこヨロシク。
比較したのは「Oracle Database Administration 1」(新体系シルバー)と「Oracle Database 12c Administration」(従来の12cシルバー)です。


2-1.12cブロンズSQL試験の試験範囲がシルバーに移行チェックリストをざっと眺めてみて、気づいたのはSQLのようなデータ操作に関する試験範囲が大幅に増えています。しかも、12cブロンズSQL試験の試験範囲がそのまんま移行されています。
例えば。。

・変換関数および条件式の使用→NVL、NULLIFおよびCOALESCE関数のデータへの適用 とか
・SET演算子の使用→MINUS演算子の使用 とか
・SQLのSELECT文を使用したデータの取得
・グループ関数を使用した集計データのレポート
・DML文を使用した表の管理
・データの制限およびソート→置換変数の使用
・結合を使用した複数の表のデータの表示
・単一行関数を使用した出力のカスタマイズ
・副問い合わせを使用した問い合わせの解決

従来ですとブロンズSQL試験の合格がシルバー受験の前提条件だったわけですが、新体系はブロンズを保有していなくてもいきなりシルバーに挑戦できるようになりました。この試験体系の変更によりシルバーでもSQLの知識を試験範囲に含めたのではないかと推測されます。


2-2.オラクルシルバーにおけるDBA領域の変更点SQLの試験範囲は大幅増加となった反面、従来試験で問われていたDBA領域の試験範囲がどうなったのか気になりますよね。SQLとDBAの2試験をそのまま統合したら試験範囲が凄いことになりそうです。
結論をいうと、DBA系の試験範囲は大幅に削減されています。

新体系シルバーから削除された項目

・データの並行性の管理→ロック・メカニズム とか ロック競合の監視 とか
・バックアップとリカバリの概念→チェックポイント、REDOログファイルおよびアーカイブログファイル とか
・データベースのバックアップの実行→一貫性のあるデータベースのバックアップを作成する とか
・パフォーマンス管理:SQLチューニング→チューニングアドバイザを使用する
・DBAASの概要→オラクルクラウドの概要
・Oracle Database監査の実装
・バックアップとリカバリの設定→高速リカバリ領域を設定する とか
・データベースリカバリの実行
・データベースメンテナンスの実行→サーバが生成したアラートを使用する
・Oracle Schedulerの使用によるタスクの自動化
・Oracle Databaseソフトウェアのアップグレード

新体系シルバーから追加された項目

・データ定義言語の理解→DDLの使用
・異なるタイムゾーンでのデータの管理
・シーケンス、シノニムおよび索引の管理
削除された項目を見て感じたのは、「12cと比べて易しくなったなー」といったとこですね。バックアップ・リカバリの領域は完全に消えましたし、スケジューラーのような曲者も消えました。
インスタンス、表領域、UNDO領域、ユーザ・ロールといった通常業務においてOracleを扱っていく時に接点が多い領域にしぼられており、とっつきやすくなっています。
12cシルバーからは11gゴールドの試験範囲を一部含むようになったうえで、さらに「重箱の隅をつつくような」試験問題による難化が凄まじく、屍の山を築いていたもんですが、どうやら心を入れ替えたようです。


まとめ

「Oracle Database Administration 1」(新体系シルバー)はブロンズSQL領域が追加され、DBA領域が削減され、全体としては簡単になっているようです。合格ラインも引き下げられ、オラクルマスターを増やしていこうという意図を感じます。というわけで、オラクルマスターに興味がある人、今がチャンスかもしれません。
今後は実際に試験を受けた人の情報を集めて、実態を探っていきたいです。

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